事業概要

藍里農園&コスメティクス

所在地:高知県香美市土佐山田町楠目2798-1
代表者:依光文雄
お問合せ:コンタクトフォームよりお願いいたします

沿革
2011 蓼藍を使用したヘアカラー開発に着手
2018 化粧品製造業許可、化粧品製造販売業許可取得
2019 フルオーガニックスパカラー タデアイを販売開始
2023 サスティナブルコスメアワード ノミネート受賞
2023 廃棄される藍の茎を利用した足専用ペーストソープを開発(2024ローンチ予定)
2023 無農薬沖縄産ヘナを採用したフルオーガニックスパカラー ヘナ販売開始
2023 本格的に蒅製造に着手(2024年から販売開始予定)

開発秘話

藍里タデ藍フルオーガニックスパカラー誕生秘話 by 依光洋子

健康な頭皮をすこやかに保つ為に・・・
私自身も50代半ばを過ぎたころから白髪が目立つようになり、手軽なケミカル染毛剤で染めていました。一年も染めたでしょうか、徐々に髪の毛が細くなり、頭頂部の地肌が見えるようになってきました。シャンプーすると手に抜けた毛髪がからみついたり、排水口に溜まった髪の毛を見た時は、《歳のせいかな?》と気持ちが沈んだものでした。

「ヘナとの出会い」
そんな時、パティル・シーマさんのセミナーを受ける機会があり、ヘナが単に白髪染めとしてでなく、インドの伝承医学であるアーユルベーダにおいて何千年もの昔から使用されてきた薬草であることを知りました。
それをきっかけに、ヘナでオレンジ色に染まった白髪を染めることができる植物はないかと探し求めるうち『タデ藍』と出会いました。

「ジャパンブルー、タデ藍に人生を投じる」
「藍染め」は、ジャパンブルーと呼ばれる美しい青色に染まることで有名ですが、武庫川女子大の先生方の「藍の紫染め」の研究を知り、白髪を、ヘナのオレンジ色と藍の紫色を合わせることで、黒やブラウンに染めることができるのではないかと思いついたのです。
タデ藍も江戸時代の百科事典である「和漢三才図鑑」に薬用植物として紹介されており、人々の暮らしに生かされてきた植物でした。
定年退職をきっかけに故郷の高知にUターン。栽培したタデ藍から、酵素の働きを利用した安全・安心なスパカラー(トリートメント剤)を作る事を目指しました。

「長い道のり、7年の歳月をかけて実現」
しかし化粧品として世に出すためのハードルは高く、藍色工房さんとの出会いが無ければ成し得ないことでした。藍色工房・農園の皆様にご協力をいただき、やっと頭皮や毛髪を健やかに保てるやさしいスパカラー(トリートメント剤)を皆様のお手元にお届けすることが出来る運びとなりました。

ヘナもタデ藍も長い歴史を持ち、その時代や地域に暮らす人々と、共に大地に根をおろし生きてきました。ヘナもタデ藍も太陽が大好きな植物で、しっかりとその恵みを受けて育ちます。そんな生命力にあふれた植物のエネルギーが皆様の元に届き、健康で幸せな暮らしのお役に立てますように!!